【体験談】スキー場の住み込みバイトはきつい?実際の仕事内容や生活環境を紹介

  • スキー場の住み込みバイトって実際どうなの?
  • 毎日スキーやスノボができるって本当?
  • 泊まる部屋や食事環境を詳しく知りたい

スキー場での住み込みバイトを考えているけど「仕事内容や泊まる施設の環境がどんな感じなのか不安」と悩む人は多いです。普通のバイトとは違い、数週間〜1か月以上も泊まり込みでの生活になるので、スキー場でのバイトには注意点も多いです。

スキー場の住み込みバイトのように、遠方の観光地やリゾート地で住み込みで働くことを、リゾートバイト(リゾバ)と呼びます。

 

私はこれまでに10回以上、スキー場での住み込みバイト経験があり、さまざまな場所と職種を体験してきました。この記事では、スキー場の住み込みバイトについて、実際の仕事内容から生活環境まですべて紹介します。後悔しないために押さえておくべき注意点も解説しますので、ぜひチェックしてください。

スキー場バイトのやり方については、以下の記事で詳しく解説しました。

目次

スキー場バイトの体験談

今回は私が参加したスキー場バイトの中から、以下の「求人票」の仕事内容と生活環境を紹介します。

就業場所志賀高原(長野県)
就業施設志賀高原スキー上近くのホテル
(ホテル名はプライバシーの都合上非開示)
仕事内容(職種)宿泊業務全般
– 主にルームの清掃や片付け、キッチンでの調理補助など幅広く対応
就業期間12月末〜1月上旬(年末年始の期間)
勤務シフト中抜け
(午前06:30~10:00 – 午後17:00~21:00の中で5~8h勤務)
時給1,150円
食事無料 1日3食(休日もあり)
寮費・水光熱無料
寮形態個室
ネット環境館内Wi-Fiあり
交通費20,000円
求人票

私は大阪から1人での参加だったので、個室でWi-Fi環境があり、リフト券の貸出が無料の案件を選びました。

就業場所・ホテルはどんな感じ?

私が住み込みバイトに選んだ就業先は、長野県の有名なスキー場である志賀高原です。

ホテル名は言えないですが、客室数が60-80くらいの中規模ホテルです。屋内には売店やレンタルショップ、くつろげるロビーもあり、志賀高原ではそこそこ有名なホテルとのことです。

長野には数十種類以上のスキー場が点在していますが、志賀高原スキー場の標高はトップ3に入るくらいの高さを誇っているので、めちゃくちゃ寒いですが雪質は最高です。

 

仕事内容

Work-Type

今回の仕事内容(職種)は「宿泊業務全般」ということなので、指示されたさまざまな業務を柔軟に対応することになります。経験度は「E」の未経験可能な最も簡単な職種です。

私が対応した仕事内容は以下のとおりです。

  • 宿泊するお客様の部屋掃除や布団敷きなどのルームメイキング
  • 大浴場・温泉の掃除やアメニティ補充、シャンプーなどの補充
  • キッチンでの調理補助:食材の盛り付けや包丁でのカット
  • ホテル内レストランでの配膳、ホール業務
  • 洗い場での食器洗浄

さまざまな業務を対応することになりますが、どれも簡単で誰でもできるような仕事です。仕事も丁寧に教えていただけるので、心配しなくても大丈夫です。

 

年齢層・男女比率はどれくらい?

People-Type

今回私が参加した案件の参加者は15人でした。男女比率は、男6割:女4割くらい、年齢層は20代〜50代まで幅広い人がいました。

参加者の詳細
  • 大学生の女子2人組
  • 大学生の男子3人
  • 20-30代フリーターの女性4人
  • 20-40代フリーターの男性3人
  • 30代フリーランスの男性
  • 50代自営業の男性

この中からホテル内でのメイン業務を割り当てられます。

意外にも学生よりも社会人の方が割合が多く、フリーランスの人はみなさん1人で来られていました。職業や価値観の違ういろいろな人に出会えることもリゾバの魅力です。

年齢層や性別は、募集案件や職種によって変わることはあります。「宿泊業務全般」という仕事内容の場合、年齢や性別は特に不問な場合が多いです。募集人数に達した時点の集まりになるので、その時の状況や運によって変わります。

寝泊まりする部屋はどんな感じ?

住み込みバイト中に私が寝泊まりする部屋は、就業ホテル内にある個室でした。部屋が就業場所のホテル内にあるので、移動時間がなくとても楽です。

今回私は「個室」を選んだので、以下のような部屋に1人で寝泊まりしていました。

部屋には冷蔵庫やこたつ、テレビ、ネット環境(ホテルのWi-Fi)もあるので快適でしたよ。

部屋が「個室」か「相部屋」かは就業先の募集要項によって変わります。どうしても個室が良いのであれば、リゾバ派遣会社の担当者に伝えておくと、個室の案件のみ紹介してもらえます。部屋の広さや綺麗さなどは就業案件のホテルや寮によって変わり、当たり外れがあります。

 

ご飯・食事事情

ご飯はホテル内の小さな食堂で食べました。もちろん3食無料です。

食事のメニューは毎日変わり、レストランでお客さんに提供する料理の余りを調理して作ったものや、牛丼やカレーなどの大量に作れる料理など、日によって違います。(休みの日も無料で食べられます。)

山賊焼き
山賊焼き定食

ご飯はおかわり自由だったので、量が足りないということはなかったです。近くにコンビニもあったので、甘いものや軽食なども購入して部屋で食べることも可能です。

食事は3食無料の場合がほとんどですが、募集案件によっては料金が必要であったり、休日だけ取られたりする場合もあります。味や種類は当たり外れがあります。

住み込みバイト中は食事も3食無料なので、基本的にお金を使うことがほとんどないのが嬉しいですね。

どれくらい滑れる?

やはりスキー場で住み込みバイトをする1番の目的は「スキーやスノボがしたいから」ですよね。基本的に住み込みバイト期間中はリフト券が毎日無料で使用可能です。休日や休憩時間であれば自由にスノボやスキーを楽しめます。

どれくらい滑れるかは就業案件によって変わりますが、どの案件でも滑る時間は確保してもらえるので安心してください。

 

私の今回の勤務形態が中抜けで、以下のシフトが中心でした。

  • 朝の勤務:7:00〜10:30
  • 夕方以降の勤務:16:30〜20:30頃 (繁忙期や閑散期で多少変わる)

10:30〜16:30は中抜け休憩時間となり、自由にスノボが楽しめました。約6時間の自由時間があるため、お昼ご飯や準備の時間を入れても5時間ほど滑ることが可能です。毎日5時間もあれば十分ですよね。

休日は時間を気にせず1日中存分に滑ることができます。(ナイターも滑れます)

朝イチの誰も滑っていない整備したてのゲレンデは最高です。休憩時間や休日は存分にスキー・スノボを楽しめるので、就業時間中はしっかりと仕事を頑張ってください。

スキー場バイトが「きつい」と言われる理由

スキー場での住み込みバイトは、人によっては「きつい」と感じることがあります。数週間以上の住み込み生活がきついと感じてしまうと、せっかくのリゾートバイトを存分に楽しめません。

スキー場バイトが「きつい」と言われる主な理由は以下のとおりです。

  • スキー場の環境が寒い
  • 仕事内容・職種が合っていない
  • 人間関係が悪い場合がある
  • 孤独感がある
  • 朝が早い

それぞれの理由を理解して適切に対処すれば、スキー場での住み込みバイトが楽しく快適な生活になります。

スキー場の環境が寒い

スキー場は基本的に標高が高い山奥に位置するため、気温が低くとても寒いです。雪が降っていることも多く、吹雪に曝されることも少なくありません。

仕事内容や職種にもよりますが、1日中外で作業をすることもあります。部屋の暖房設備が弱かったり隙間風が入ってきたりする場合もあるので、寒さに弱い人はきついと感じてしまいます。

寒いのが苦手な人は、室内作業が中心の仕事を選ぶことが大切です。防寒ウェアや装備など、防寒対策を十分にすることで、寒さから身を守り、快適にスキー場バイトを楽しめます。

仕事内容・職種が合っていない

スキー場バイトがきついと感じる人は、仕事内容や職種が合っていないことが多いです。スキー場のバイトといっても、就業案件や場所によって、仕事内容・職種は大きく変わります。

例えば、人と話すのが苦手な人が接客や受付を担当してしまったり、逆に人と話すのが好きな人が黙々と作業をする清掃作業やルームメイクに就いてしまったりすることです。

 

自分の適性や目的をはっきりと認識し、適切な仕事内容を選ぶことで快適にスキー場バイトを楽しめるようになります。目的に合った仕事内容の決め方やおすすめの職種については、以下の記事で詳しく解説しました。

人間関係が悪い場合がある

住み込み生活では、知らないスタッフやアルバイトの人達と長時間働くことになります。寮生活も共に過ごすことになり、食事やお風呂も一緒になることが多いです。

共有設備なども一緒に使用することになるので、慣れていない人はストレスを感じる場合があります。相部屋の場合は、年齢や出身地、生活スタイルがまったく違う他人と同じ部屋で過ごす可能性があり、人によっては大きなストレスになります。

ただし経験上、スタッフはいい人が多く、むしろ楽しく働ける場合が多いです。知らない人たちとも一緒に仕事をするうちに仲良くなってくるので、よほど運が悪くなければ嫌な人に出会うことはないです。

孤独感がある

スキー場バイトに1人で行く場合は、孤独を感じる場合があります。遠く離れた知らない土地で、知らない人たちに囲まれながら数週間以上も生活をします。親しい友人や家族としばらく会えないため、寂しい気持ちになるかもしれません。

周辺に買い物ができる場所や娯楽がなかったり、交通の便が悪かったりすると、精神的な負担も溜まります。今までの生活環境と急にガラッと変わるので、慣れていない人はストレスを感じるかもしれません。

朝が早い

仕事内容や職種にもよりますが、スキー場のバイトは朝が早いことが多いです。ホテルの仕事では朝食準備や雪かきなど、お客さんが起きる前に済ませておく作業があります。リフト係やレンタルショップの場合も、基本的にお客さんが来る前から準備しておく必要があるので、朝の就業開始時間は早い場合が多いです。

朝早くに起きるのが苦手な人は、スキー場バイトがきついと感じるかもしれません。ただし部屋が館内にある場合が多いので、通勤時間などはなく、ギリギリまで寝られます。

住み込みバイトが「きつい」と感じたときの対処法

実際に住み込みバイトが始まり、きついと感じたまま働き続けていると、精神的なストレスを感じたり体調が悪くなったりする可能性があります。きついと感じたときは、適切に対処する必要があります。

スキー場での住み込みバイトがきついと感じたときの対処法は以下のとおりです。

  • 派遣先(就業先)の責任者やスタッフに相談する
  • 派遣元(リゾバの派遣会社)に相談する

派遣先(就業先)の責任者やスタッフに相談する

住み込みバイトがきついと感じたら、まずは就業先の責任者に相談しましょう。責任者に直接言いにくい場合は、周りのスタッフや同僚でも問題ありません。1人で抱え込まずに誰かに相談することが大切です。

何がきついと感じるのかを相談することで、環境が改善される可能性があります。仕事内容が合っていないのであれば、仕事を変えてもらえるか確認します。宿泊する部屋の環境がきついのであれば、部屋を変えてもらえるか相談してください。同僚に嫌な人がいるのであれば、責任者から適切に対処してもらいましょう。

派遣元(リゾバの派遣会社)に相談する

就業先の人で相談できる人がいない場合は、派遣元(リゾバの派遣会社)の担当者に連絡しましょう。派遣元は労働者の安全や健康を守り、適切にサポートをする責任があります。もし就業先の環境が悪かったり対応が粗悪だったりする場合は、派遣元の担当者から就業先に連絡をしてもらいましょう。

どうしても業務を続けることができない場合は、契約を終了し、帰らせてもらえる可能性があります。ただし途中帰宅の場合は、交通費が支給されない場合もあるので注意してください。

案件に書かれた就業条件や環境が明らかに異なる場合は、すべて派遣元に報告して対処してもらうことが重要です。

 

スキー場バイトの荷物は郵送がおすすめ

スキー場バイトに行く場合、荷物は事前に就業先へ郵送しておくことがおすすめです。

スキー場バイトでは数週間以上も住み込み生活をするため、着替えや洗面用具、化粧品など、荷物の量がかなり多くなります。特にスノボやスキー用具を持って行く人はかなり大型の荷物になり、持ち運びや移動が大変です。

スノーボードの場合、以下のようなオールインワンバッグにスノボ用品と着替え、洗面用具などもすべて一緒に収納できます。

送料は配送業者や発送元・発送先によって変わりますが、自宅から就業場所までの往復でも大体3,000円台で集荷による発送ができます。

 

事前に郵送しておくと、移動は小さな手荷物だけで済むのでかなり快適になります。ただし郵送する場合は、事前に派遣会社か就業先へ伝えておきましょう。

スキー場バイトに必要な持ち物については、以下の記事で詳しく解説しました。

 

まとめ:出会いもある!

今回は、私がスキー場のホテルで住み込みバイト(リゾバ)をした時の体験談を解説しました。

 

家から離れて遠方での住み込みバイトになるので、初めての場合は不安や緊張があるかもしれませんが、いざ現地に行ってみると1人で参加している人や初めての人もたくさんいます。

年齢層もバラバラで職業や価値観の違ういろんな人たちに出会い、一緒に仕事をする中で必ず会話をすることになるので、自然と仲良くなり仕事も楽しくなっていきます。

 

私も1人で参加しましたが、現地で仲良くなったフリーランスの人や学生たちと仲良くなり、一緒に滑ったりご飯を食べたりしました。そこでの出会いや仕事の経験は本当に良い思い出になったので、リゾバが気になっている人はぜひ参加してみてください。

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この記事を書いた人

スノーボードを15年以上続けてきた経験と、スノーボードの良さや魅力をもっと多くの人に届けたいという思いから、スノーボードに関する様々な情報を発信しています。
主に初心者向けにスノーボードギアの選び方や、初心者の悩みを解決するような情報を発信しているので、当サイトを通じてスノーボーダーがもっと増えれば嬉しいです(^ ^)

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