【24-25】最強のグラトリ用ブーツのおすすめ8選！人気ブランドの軽量モデル紹介

グラトリは初心者でも練習がしやすく怪我のリスクも低いので、最も人気のある滑走スタイルです。グラトリの中でも初級〜上級までさまざまなトリックが存在しますが、上手い人のグラトリはめちゃくちゃカッコいいですよね。　

グラトリのスキルを効率よく上達させるには、ボードやビンディングだけでなくブーツ選びも非常に重要です。ブーツがグラトリ向けの性能でない場合、自分のやりたい技やトリックが思うようにできず、グラトリの上達速度が遅くなる可能性があります。

どんなに高性能なボードを使用しても、ブーツの性能と見合わない場合、足の力を板にうまく伝えられず、パフォーマンスを最大限に発揮できません。

　

この記事では、グラトリ向けのビンディングの特徴や選び方を解説し、おすすめのブランドと具体的なモデルも紹介します。ブーツを変えるだけで今まで成功しなかったグラトリができるようになるかもしれないので、ぜひチェックしてください。

グラトリ向けブーツの特徴と選び方

スノーボードのブーツは個々のモデルやブランドによって、フレックス(柔らかさ)や重さ、形状、素材などの性能がそれぞれ異なります。グラトリを上達させるには、グラトリに適した性能のブーツを選ぶことが重要です。

結論、グラトリに適したブーツの特徴は以下のとおりです。

フレックス(硬さ)	基本的に柔かめ(ソフトフレックス) – ただし弾き系はやや硬めがおすすめ
重さ	軽め
形状	クイックレースタイプ

※ グラトリの種類やブーツのモデルによっても変わります。

　

それぞれのポイントを解説していきます。

グラトリにはソフトフレックスがおすすめ

ブーツのフレックス(硬さ)はモデルやブランドによって異なりますが、基本的にグラトリには柔らかめのフレックス(ソフトフレックス)が向いています。グラトリでは足回りの自由度や柔軟性が重要になるため、硬めより柔らかめのブーツがおすすめです。

板の操作性も高まるため、グラトリ時のスピンやジャンプなどの動作もスムーズになります。また、基本的にスノーボードのブーツは柔らかめのほうが疲れにくく、長時間快適に楽しめます。

ただし高速でのラントリや、反発を利用した弾き系のグラトリなどがしたい場合、柔らかすぎるブーツでは安定感に欠けます。やや硬めのフレックスのほうが安定性が増します。

グラトリの技や種類によっても変わりますが、グラトリでは板のトーション(ねじれ)や反発を利用してトリックを行うことが多いので、板を柔軟にコントロールしやすいソフトフレックスのブーツが向いています。

　

軽いブーツがおすすめ

グラトリでは基本的に軽いブーツがおすすめです。板を浮かせたり、反発やねじれを利用してスピンしたりすることが多いため、軽量なブーツのほうがパフォーマンスが向上します。

ボードの動きや地形の細かい変化にも素早く対応できるようになり、コントロール性も高いです。滑走時以外の歩くときにも足の負担が軽減され、疲れにくくなります。

ブーツの重さは使用されている素材や金具の数によって変わり、ブランドやモデルによってもさまざまです。

　

形状はクイックレースがおすすめ

ブーツの形状は、主に以下の3タイプが存在します。

　

3つのタイプでグラトリにおすすめなのは「クイックレースタイプ」です。

クイックレースはスネ部分と甲部分の紐が独立しているので、締め具合をそれぞれ自由に調整できます。足回りの繊細な動きが必要なグラトリでは、細かい調整によってトリックのしやすさが変わる場合もあるので、フィット感を自由に調整できるクイックレースが向いています。

BOAタイプもモデルによってはダイヤルが2つ付いており、スネ部分と甲部分を分離して調整できるタイプも存在します。そのような場合はBOAタイプでも問題ありません。(ダイヤルを2つ回す必要があるので、BOAタイプの着脱メリットが少なくなります。)

　

グラトリ向けブーツの人気ブランド

スノーボードのブーツは、さまざまなブランドから販売されており、特徴や性能もさまざまです。グラトリ向けのブーツを展開する代表的な以下のブランドを紹介します。

DEELUXE(ディーラックス)

DEELUXEは、1995年にオーストラリアで誕生したスノボのブーツ専門ブランドです。

1番の特徴は、一人ひとりの足の形状に合わせて熱成形するサーモインナーです。専用のオーブンで形成されるサーモインナーは、足とインナー、アウター、インソールまでが一体化され、自分の足に完璧にフィットしたブーツを成形します。

どんなに性能の良いブーツであっても自分の足にフィットしないとパフォーマンスを最大に発揮できません。DEELUXEのブーツは実際に店舗に行って成形してもらう手間はありますが、最高のフィット感を実現したいのであればおすすめのブランドです。

　

BURTON(バートン)

BURTONは1977年にアメリカで生まれたブランドです。

板やビンディング、ブーツ、ウェア、他にもスノーボードに関するあらゆるアイテムを取り扱っている世界的なスノーボード総合ブランドです。　ブーツだけでも30種類以上のモデルが展開されており、グラトリを含めたさまざまな滑走スタイルに適したラインナップが非常に豊富です。

オリンピック金メダリストの平野歩夢選手やショーンホワイト選手など、世界中のライダーに使用されているブランドです。どのブランドを選べば良いのかわからないという場合はBURTONを選んでおけば間違いないでしょう。

　

NORTHWAVE(ノースウェイブ)

NORTHWAVEは1980年代にイタリアで創業されたブランドです。

ブーツのワイヤーには、パラシュートや防弾チョッキに使用される超高強度・高弾性のポリエチレン繊維が採用されています。汚れや紫外線による影響を受けにくく、ねじれにも強いという特徴があります。

NORTHWAVEのSPINシステムは締め付け感も非常にソフトでスピーディに着脱可能です。軽量モデルも多いので、グラトリやジブで人気のあるブランドです。

　

SALOMON(サロモン)

SALOMONは、1947年にフランスアルプスのふもと、アネシーを拠点に誕生したブランドです。

ボードからビンディング、ブーツ、ウェアまで取り扱うスノーボード総合メーカーであり、徹底した製品開発とこだわりのデザインをベースに多くのアウトドア製品を展開しています。　

快適な履き心地にも注力しているので、足回りをしっかりとホールドし、フィット感も抜群です。

RIDE(ライド)

RIDEは1922年にアメリカのワシントンで生まれたスノーボード総合ブランドです。スノーボードをライフスタイルの一部とした現役のスノーボーダーたちによる、高品質で優れたギアを提供しています。

軽量で快適な履き心地を実現したブーツのラインナップが豊富で、グラトリに特化したモデルも豊富です。世界で活躍するオリンピック選手やさまざまなプロのライダーにも人気のあるブランドです。

グラトリ用におすすめのブーツ8選

一つのブランドから複数の滑走スタイル向けのモデルが展開されているので、自分の滑走スタイルに適したブーツを選ぶ必要があります。グラトリに特化したブーツは、ボードの操作性を高めるために、ソフトで軽量なモデルが多いです。

グラトリにおすすめのブーツとして、以下のモデルを紹介します。

【DEELUXE】 ID

DEELUXEの人気モデルである「ID」は、ブーツの概念を変えたスニーカーのような優しい履き心地が特徴です。履いてることを忘れるような軽さを備えており、初心者〜上級者までレベルを問わず幅広いライダーから支持されています。　

通常モデルの「ID」はクイックレースタイプですが、デュアルボアタイプの「ID DUAL BOA」モデルも存在します。他にも、かかとのフィット感を強化した「TEAM ID」や、ダブルパワーベルトを搭載した「TEAM ID LTD」モデルなど、複数のIDシリーズが存在します。

IDシリーズはすべてグラトリ向きの性能なので、自分に会うブーツを選んでください。

【DEELUXE】 D.N.A

DEELUXEの「D.N.A」は、トリックの習得に最適なモデルです。ソールを極限まで薄くしたスケートソールが足裏感覚を高め、刻一刻と変わる雪面を鋭くキャッチして対応できます。

とにかく軽く履きやすいと評判が高く、ソフトフレックスなので足回りの自由度も高いグラトリにおすすめのモデルです。上位モデルとして「D.N.A PRO」も存在し、ワンランク上のインナーと耐久性を持っています。

【BURTON】 RULER

BURTONの人気モデルである「RULER(ルーラー)」は、どんな地形にも対応し、グラトリレベルを確実に押し上げてくれる性能です。ミディアムフレックスで快適な履き心地なので、バター系から弾き系まで幅広いトリックに対応する扱いやすいブーツです。

クイックレースタイプとBOAタイプ、ステップオンタイプの3タイプに展開されており、ワイドモデルも販売されているので、日本人の足にもフィットします。

BOAタイプでは2つのダイヤルによりアッパー(スネ部分)とローワー(甲部分)の締め具合を個別に調整可能なため、思いどおりのフィット感に微調整できます。

【BURTON】 MOTO

BURTONの「MOTO」は、軽量で快適な履き心地が特徴のブーツです。快適さに定評があり、着脱に煩わしさを感じさせず、自分の動きやスキルに集中できます。

ソフトフレックスで板のコントロールもしやすいため、グラトリのスキル上達におすすめのモデルです。コスパも良いので初心者にもおすすめです。

【NORTHWAVE】 EDGE HYBRID

NORTHWAVEの「EDGE(エッジ)」は、多くのグラトリライダーに人気のあるフリースタイル向けのブーツです。かかとをしっかりと固定する最新のHYBRID SPIN(ハイブリッド・スピン)システムが搭載され、フィット感も抜群です。

Youtubeの「スノボー先生」で有名なグラトリライダーの瀧澤憲一さんも使用されているモデルです。

　

【SALOMON】TITAN

SALOMONの「TITAN」は高いフィット感と快適さが特徴のブーツです。軽量ながら高いホールド感と衝撃吸収力を持ち、グラトリにもおすすめのブーツです。ソフトフレックスで扱いやすいので、ボードのコントロール性も非常に高いです。

【SALOMON】LAUNCH

SALOMONの「LAUNCH」は、フリースタイル用のブーツの人気モデルです。Fit To Ride構造による瞬間的なフィットが提供され、履き心地も快適です。

ミドルフレックスでありながらコンパクトで軽量化されているので、グラトリにも向いています。耐久性に優れた高品質素材を使用されているため、初心者にもおすすめのブーツです。

デュアルボアシステムが搭載されており、スネ部分と甲部分のフィット感を個別に調整することが可能です。

【RIDE】THE 92

RIDEの「THE 92」は、デュアルボアによって2つの異なるゾーンを自由に調整でき、抜群のホールド感と最高のフィット感を実現します。適度な弾力性が振動を効率よく吸収し、雪上でのグリップとクッション性を高めます。

全レベルのライダーに最適なミドルフレックスのブーツとなっており、フリースタイルやグラトリスキルの向上をサポートしてくれます。

グラトリ用ブーツを選ぶときの注意点

グラトリ用のブーツを選ぶときは、以下の注意点を意識することが大切です。

フィット感に注意する

ブーツ選びにおいて最も重要なのはフィット感です。どんなに性能や評判の良いブーツであっても、自分の足にフィットしていないブーツでは、パフォーマンスを最大に発揮できず、快適性も損ないます。

ブーツを選ぶ際はブランドや見た目のデザインよりも、まずは実際に履いてみて自分の足にフィットしているかを確認して選んでください。

ブーツの形状はブランドやモデルによっても微妙に異なります。足の形状も人それぞれ違うため、どうしても自分の足と相性が合わないブーツもあります。

最近のブーツはある程度調整で合わせたり、徐々に馴染んできたりする場合もありますが、自分の足と明らかに合わないと感じた場合は、違うブーツを探したほうがいいです。

ビンディングとの相性も考える

スノーボードのパフォーマンスを最大に発揮するには、ブーツとビンディングの相性は非常に重要です。相性が悪いと、板のコントロール性が悪くなり、パフォーマンスを最大に発揮できません。

ブーツがきちんとビンディングにフィットしないと、足のホールド感が弱くなり、ボードに力を正確に伝えられません。ビンディングの中で足が動いてしまうと、転倒リスクも高まります。

フィット感だけでなく、フレックスやブランド同士の相性も大切です。足回りの自由度やパワー伝達の効率に関わるため、結果として板のコントロール性に影響を及ぼします。

ブーツとビンディングの相性の確かめ方については、以下の記事で詳しく解説しました。

レビューや評価を参考にしすぎない

スノーボードのギアを選ぶときに、他人のレビューや評価を参考にすることは大切です。ただしブーツにおいては、レビューや評価を参考にしすぎないように注意しましょう。

ブーツはブランドによって形状や履き心地が異なります。人によっても足の形状やサイズ感も変わるため、レビューが高評価だったり、誰かがおすすめしていたりしても、自分の足がそのブーツに合うとは限りません。

初めて購入するブランドの場合は、なるべく実際に履いて自分の足にフィットするか確かめてから購入するのがおすすめです。

まとめ：グラトリはブーツ選びが重要

グラトリでは足回りの細かい動きや足裏の繊細な感覚が重要なので、ブーツ選びが非常に重要です。ブーツは板に効率よく力を伝えたり、足の動きをサポートしたりするために大切な役割があります。

ブーツを変えるだけで今までできなかったトリックができるようになったり、コツを掴めたりする可能性もあるので、グラトリの上達に悩んでいる人はぜひブーツを見直してみてください。