【危険】スキー場のマナーや注意点を解説!初心者が絶対にやってはいけないNG行動集

  • スキー場にマナーや注意点はあるの?
  • 絶対にやってはいけないNG行動が知りたい
  • 初心者が安心して楽しむために最低限知っておくべきことは?

スキー場では初心者から上級者まで多くの人がスキーやスノーボードを楽しんでいますが、誰もが楽しめるようにするためのマナーや注意点、絶対にやってはいけないNG行為も存在します。

スキーやスノーボードは大自然の雪山で行うスポーツです。初心者が何も知らないままスキー場に入ると、取り返しのつかない怪我や災難を招く可能性もあります。この記事では、スキーやスノーボードを楽しむうえで初心者が知っておくべきマナーや、絶対にやってはいけない行為を解説します。

何度か経験がある人でも「知らずにやっていた」という場合もあるかもしれないので、ぜひチェックしておいてください。

目次

スキー場での基本的なマナー

初心者が安全にスキーやスノーボードを楽しむには、基本的なスキー場でのマナーを知っておく必要があります。最低限知っておくべきスキー場でのマナーは以下のとおりです。

  • コースの中央で立ち止まらない
  • 他人のボードを踏まない
  • リフト待ちの順番を守る(割り込まない)

コースの中央で立ち止まらない

スキー場のコースの中央で立ち止まってはいけません。後ろから滑ってくる人の邪魔になり、追突される危険があります。雪が強かったり霧が出ていたりするなど、視界が悪い状態では特に危険です。後ろの人が前方の人に気づかず、衝突してしまう可能性が高まります。

立ち止まって休憩や装備の調整がしたいときは、コースの端に寄ってから止まることがマナーです。コースの端であれば他の滑走者が安全に通過しやすく、自分自身も安全です。 

他人のボードを踏まない

他人のボードは踏まないように気をつけてください。ボードのエッジは金属で覆われているため、板で踏んだりぶつかったりすると、相手の板を傷つけてしまう可能性があります。

板をレンタルしている初心者の人はあまり意識しないかもしれませんが、スキーやスノーボードの板は数万円〜高いものだと十万円を超えます。

スキーヤーやスノーボーダーは自分の板を踏まれるのを嫌がる人も多いです。板の弁償といったトラブルにつながる可能性もあるので、もしも踏んでしまったと思ったら謝るように心がけてください。

管理人

特にリフト乗り場が混雑しているときは気をつけてください。

リフト待ちの順番を守る(割り込まない)

リフトに乗る際は、必ず順番を守りましょう。割り込みは他の人に迷惑がかかるため、並んで待つことが基本的なマナーです。リフト乗り場が混雑していたり、列が乱れて有耶無耶になっていたりする場合もありますが、前に並んでいる人を追い抜かすのは避けてください。

早く乗りたい気持ちはわかりますが、周りの人の流れに合わせてゆっくりと進みましょう。ただし周りで子供がはぐれている状況などを見かけたら、先に行かせてあげてください。

初心者がスキー場で絶対にやってはいけない行動

基本的なマナーを押さえたうえで、初心者がスキー場で絶対にやってはいけない行為もあります。重大な事故やトラブルにつながる可能性も高いので、初心者は必ず理解しておいてください。

初心者がスキー場で絶対にやってはいけない行動は以下のとおりです。

  • ゲレンデの中央で座る(寝転ぶ)
  • コース外を滑走する
  • ゲレンデにゴミを捨てる

ゲレンデの中央で座る(寝転ぶ)

ゲレンデで座っている人たち

ゲレンデ上では絶対に座ったり寝転んだりしてはいけません。後ろから滑ってくるスノーボーダーやスキーヤーの邪魔になり、迷惑なだけでなく、もしも追突されたり転倒に巻き込まれると大怪我をする可能性があります。

スキー場の斜面では、上から見ると凹凸の死角となり座っている人が見えないこともあります。 初心者が転倒したり尻もちをついてしまったりするのは仕方ないですが、ずっと座り込まず、できるだけ早く立ち上がるように意識しましょう。

どうしても疲れてしまったり足が痛くなった場合は、コースの脇などの安全な場所に移動して休んでください。

コース外を滑走する

コース外の画像

ゲレンデのコースは、みんなが安全に滑走できるようにしっかりと整備されています。しかしコース外は整備が行われておらず、雪の中に見えない段差や岩、木が生えている可能性があり、重大な事故や怪我の原因につながります。

コース外を滑走していることがスキー場の運営スタッフに見つかれば、リフト券を没収されることもあります。(規約に書いていることが多い。)

また、もしコース外で事故が発生した場合、救助費用はほとんどの場合、全額自己負担になることがあります。どんなに魅力的で楽しそうなパウダースノーが積もっていても、絶対にコース外には出ないでください。

ゲレンデにゴミを捨てる

当たり前のことですが、スキー場にゴミを捨てるのは絶対にダメです。ペットボトルや空き缶、その他の小さなゴミであっても、滑っている人が踏んで転倒したり、転倒した場所にゴミが落ちていたりすると大怪我につながります。

リフトの上でタバコを吸っている人もいるようですが、これも絶対にダメです。そもそも大自然の綺麗な雪山を汚すような人は、スキーやスノボをする資格はありません。

ペットボトルや空き缶などのゴミが出た場合は、スキー場施設内のゴミ箱に捨てるか、自分で持ち帰って捨てるようにしましょう。

初心者が知らずにやりがちな危険な行為

スキー場のマナーや禁止行為を守ることは大切ですが、実は初心者が知らずにやりがちな危険な行為もあります。以下のような行為は、自分自身や周りの人に危険を及ぼす可能性があるので、なるべく避けるように意識してください。

  • ボードを手持ちでリフトに乗る
  • 帽子を被らずに滑走する
  • ビンディングに流れ止め(リーシュコード)をつけていない
  • ビンディングのハイバックを倒していない
  • 子供を抱っこして滑走する

ボードを手持ちでリフトに乗る

通常、スキーやスノーボードの板は、足にセットしたままリフトに乗ります。しかし初心者の人で稀に、両足をビンディングから外し、ボードを抱えて(手持ち)リフトに乗っている人を見かけます。初心者はボード操作が不慣れなので、リフトを降りる際の転倒を恐れて手持ちで乗っているのですが、非常に危険な行為になります。

ゲレンデの上を通過するリフトの場合、もしもリフト上からボードを落として下の人に直撃すると、大怪我を負わせてしまう可能性があります。ゲレンデの上を通過しない場合でも、雪山に落としたボードが単体で滑り、ゲレンデに出ていく可能性もありますよね。

管理人

最近は手持ち禁止のスキー場も増えてきてるよ

また、リフトの降車スペースはボードで滑り降りる設計になっているため、少し下り斜面になっています。もし凍った状態(アイスバーン)になっていた場合、歩いて降りる方が逆に転倒リスクが高まります。

転倒を恐れて手持ちで乗っていては、一生滑れるようになりません。スキーやスノーボードが上達するためにも、最初は怖いかもしれませんが勇気を出してビンディングを嵌めてください。

 

帽子を被らずに滑走する

スノーボードにおいて帽子は単なるファッションや寒さ対策ではなく、頭の保護という重要な役割を持っています。雪面は柔らかいイメージがあるかもしれませんが、ゲレンデのコースは圧雪されている箇所も多く、凍っているアイスバーン状態の場合はかなり硬いです。

もしも転倒して頭を打ち付けてしまうと、取り返しがつかないことになる可能性もあります。

「自分は慣れていて転倒しないから大丈夫」、「ヘルメットならまだしも柔らかいニット帽では意味ないのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、誰かのボードの先端や木の枝が頭に当たる可能性もあり、ニット帽の綿が衝撃を吸収してくれます。

帽子はスノーボードの安全性や快適性、パフォーマンス性にまで影響を与える重要なアイテムなので、初心者の人は必ず被りましょう。帽子の重要性や選び方については、以下の記事で詳しく解説しました。

 

ビンディングに流れ止め(リーシュコード)をつけていない

スノーボードの流れ止め(リーシュコード)とは、ブーツをビンディングから外した際にボードが滑り落ちてしまうのを防ぐ紐のことです。ビンディングから足を外してボードを手放した際に、ゲレンデが斜面になっていた場合、流れ止めをしていないとボードが単体で滑り落ちていってしまいます。

流れていったボードの速度はどんどん上がり、もしも人に当たってしまうと大怪我を負わせてしまう可能性があります。レンタルの場合はビンディングに付属している場合がほとんどですが、マイボードの場合は別売りなので、忘れずに購入しておきましょう。

 

ビンディングのハイバックを倒していない

ハイバックを立てた状態

リフトを乗るときや平地で移動するときは、片足だけ履いて地面を蹴って移動しますよね。そのときに、たまにビンディングのハイバックが倒れていないまま移動している人を見かけます。しかしハイバックを立てたままの状態にしていると、転けたときにハイバック部分が刺さるので危険です。

また、雪がビンディングに入りやすくなり、きちんと履きにくくなります。ビンディングの中が凍ってしまうと、フィット感やストラップの操作性が悪くなり、スノーボードの快適性やパフォーマンスにも影響します。ビンディングのハイバックは倒す習慣を身につけてください。

管理人

ハイバックを立てていると初心者に見えてしまうよ

 

子どもを抱っこして滑走する

初心者にはいないですが、たまに小さな子どもを抱っこして滑走している人を見かけますよね。賛否は分かれますが、個人的にはやめたほうがいいと考えています。

いくら技術に自信があり転倒はしないと思っていても、雪山やゲレンデのコンディションによっては何が起こるかわかりません。周りのライダーが突然ぶつかってくる可能性もあるので、子どもに怪我を負わせてしまう可能性があります。

子どもに楽しい経験をさせてあげたい気持ちはわかりますが、他のライダーも気を使いますし、通常のコースで子供を抱っこして滑走するのは避けたほうがいいと思います。子ども専用のコースなど、安全な場所を利用しましょう。

盗難対策も忘れずに!

スノーボードの板は数万〜十万円以上とかなり高価なため、最近ではメルカリなどのフリマサイトで転売するために盗難する輩が増えているようです。常にボードを肌身離さず持っていれば盗難されることはないですが、現実的には食事休憩やトイレ休憩の際にゲレンデ内のレストランや休憩所に入りますよね。

ゲレンデが混雑している場合は非常にたくさんのボードが外に立てかけられており、人も多いです。だからこそ盗難者はそこを狙い、慣れた手つきであっさりと盗んでいきます。

特にボードを買ったばかりの初心者は十分に注意してください。 ボードの盗難対策は以下の記事で解説しましたので、初心者の人はチェックしておいてください。

まとめ:マナーを守り安全に楽しもう

マナー:まとめ画像

スキー場での基本的なマナーから、絶対にやってはいけない行為、初心者が知らずにやりがちな危険な行為を解説しました。スキー場でのマナーや注意点を守ることは、自分だけでなく周りの人の安全を守るためにも大切です。

スキーやスノーボードを始めたばかりの人や、まだ始めていない人は、知らないのは当たり前です。これから少しづつ覚えていけば問題ありません。

マナーを守れば、みんなが快適にスキー場を利用できます。知らなかったでは済まないような重大な事故やトラブルに合わないためにも、ルールやマナーを理解して存分に楽しんでください。

 

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この記事を書いた人

スノーボードの良さや魅力をもっと多くの人に届けたいという思いから、スノーボードに関するさまざまな情報を発信しています。
スノーボードを15年以上続けてきた経験をもとに、主に初心者向けにスノーボードギアの選び方や、初心者の悩みを解決するような情報を発信しているので、当サイトを通じてスノーボーダーがもっと増えれば嬉しいです(^ ^)

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