- スノボ用のグローブ(手袋)がほしい
- グローブの選び方に注意点はあるの?
- グローブのおすすめブランドが知りたい
スノーボードにおいて「グローブなんてただの手袋だから何でもいい」と適当にグローブを選んでしまうと、後から後悔する可能性が高いです。
スノーボードにおいてグローブ(手袋)は、ただの防寒対策ではなく、さまざまな機能と役割を備えた重要アイテムです。グローブは、スノーボードの安全性や快適性、パフォーマンス性にさまざまな影響を与えます。
スノボ用のグローブにはさまざまな種類やブランドがあり、価格もピンキリです。この記事では、グローブ選びの重要性から正しい選び方を解説します。おすすめのブランドも紹介しますので、グローブ選びの参考になれば嬉しいです。
- 正しいグローブの選び方と注意点
- グローブの種類や機能性の違い
- グローブのおすすめブランド
スノーボードでは、手袋をグローブと呼ぶことが多いです。手袋を英語でグローブ(glove)と呼んでいるだけなので、どちらの呼び方でも問題ありません。当記事では以降”グローブ”と表記します。
グローブ(手袋)の役割と重要性
スノーボードではグローブは非常に重要なアイテムです。ただの寒さ対策やファッションアイテムではなく、スノーボードの安全性や快適性、パフォーマン性にまで影響を及ぼします。
スノーボードにおいてグローブは以下の役割があります。
- 手の保護・怪我の防止
- 防水効果・保温性の確保
- パフォーマンス性の向上
手の保護・怪我の防止
グローブの最も重要な役割は、怪我から手を保護してくれることです。スノーボードは転倒がつきもののスポーツであり、手が地面につくことが多いです。
スノボ用のグローブは厚みがあり、耐久性のある素材で作られています。転倒時の衝撃を和らげ、すり傷や切り傷からも手を守ってくれます。グローブによっては手首周りもサポートしてくれる機能もあるため、手を地面についたときに捻ったり痛めたりするリスクの防止効果もあります。
防水効果・保温性の確保
スノーボードでは、手が雪や湿気に触れることは避けられません。雪山で行うスポーツのため、基本的に気温はかなり低い環境です。特に手や指先は冷えやすいため、グローブは必須です。
スノボ用のグローブは保温性が高く、冷たい雪や風から手を守ってくれます。撥水・防水効果も施されているため、外部からの水分から手が濡れないように保護してくれます。
スノボをより快適に楽しむためには、保温性・防水性の高いグローブを選ぶことが重要です。
パフォーマンスの向上
適切なグローブ選びは、スノーボードのパフォーマンス向上にもつながります。スノボ用のグローブは、厚みがありながらも、指先や手首周りの動きやすさを考慮して設計されています。
しっかりと自分の手にフィットしたグローブを選ぶことで、不快感やストレスを感じることなくスノボに集中できます。パフォーマンスを最大限に発揮できるようになり、技の上達やライディングのスキルアップにもつながります。
グローブの正しい選び方【スノボ用】
グローブ選びで重要なポイントは以下のとおりです。
- サイズ・フィット感で選ぶ
- 機能・性能で選ぶ
- 形状で選ぶ(五本指かミトン型か)
- デザイン・ブランドで選ぶ
サイズ・フィット感で選ぶ
グローブ選びで最も重要なのはフィット感です。サイズが大きすぎると中で手が動いてしまい、手や指の自由度が下がります。何か物を握ったり掴んだりを重視したい人は、指先までピッタリとハマるグローブがおすすめです。
スノーボードの場合、手の自由度はそんなに必要ではないので、一般的には少しゆとりを持たせたサイズのグローブが使用されることが多いです。
グローブのサイズ感は、同じサイズ表記でもブランドやメーカーによって異なります。手の大きさや形によってもフィット感が異なるので、Amazonや楽天などのネットショップで購入する際は注意してください。
機能・性能で選ぶ
グローブの機能や性能は、グローブの素材やテクノロジー、ブランドによって異なります。基本的に性能が高くなるのほど高価になるので、性能と価格のバランスが重要です。
具体的には以下の性能を考慮することが大切です。
- 保温性
- 防水性
- 透湿性
- 操作性
- 耐久性
グローブの性能で最も大切なのは、寒さから手を守るための保温性と、外部からの水分の侵入を防ぐ防水性です。気温の低い環境でも手を暖かく保ち、手が濡れることを防げば、1日中快適にスノーボードを楽しめます。
内部の湿気を外部に排出する透湿性も重要です。スノーボードは激しい運動を伴うスポーツなので、内部の汗や湿気を逃がすことで蒸れを防ぎ、快適に使用できます。
グローブの操作性や耐久性も重要です。指の動かしやすさや手の自由度が高いグローブを選べば、ブーツやビンディングの着脱にストレスが溜まりません。
上記の性能を総合的に見て、性能と価格のバランスを考慮して選ぶことが大切です。
GORE-TEXとは、防水性や透湿性、保温性、耐久性に優れたテクノロジー(素材)です。最近ではあらゆるブランドやメーカーがGORE-TEXを取り入れ、人気になってきているので、迷ったらGORE-TEX製品を選んでおけば間違いないです。
形状で選ぶ(五本指かミトン型か)
スノーボードのグローブは、大きく五本指とミトン型の2種類に分類されます。それぞれの特徴は以下のとおりです。
- 五本指の特徴
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五本指タイプのグローブは、名前の通りそれぞれの指が分離している形状です。指が動かしやすく、モノを掴んだり握ったりと細かい動作もしやすい定番の形(通常の手袋と同じ形)です。
手の自由度を重視したい人は五本指がおすすめです。
- ミトン型の特徴
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ミトン型は、親指だけが独立し、他の4本の指が覆われているタイプのグローブです。五本指に比べると手の自由度は下がりますが、保温性・防寒性に優れています。
手に何も持たないスノーボードでは、手の自由度はあまり必要ないという理由と、見た目が可愛いというのもあり、最近ではミトン型のグローブが人気になってきています。
ブランド・デザイン
グローブは、ブランドやデザインで選ぶというのも一つの方法です。スノーボードでは技術やトリックだけでなく、自分の個性やスタイルを表現し、ファッション性を魅せる楽しみ方もあります。
自分が好きなブランドやデザインのグローブを装着することで、モチベーションも上がります。グローブの性能だけでなく、好きなブランドやデザインに拘ることも重要なポイントです。
グローブのおすすめブランド
スノボ用のグローブは、さまざまなブランドから販売されており、機能や特徴も異なります。自分に合うブランドを見つければ、スノボをより楽しめます。
スノーボード用グローブのおすすめブランドをいくつか紹介します。
- BURTON(バートン)
- VOLCOMM(ボルコム)
- eb’s(エビス)
- HESTRA(ヘストラ)
- Roxy(ロキシー)
BURTON(バートン)
BURTON(バートン)は、1977年にアメリカで生まれたスノーボード総合ブランドです。板やブーツ、ビンディング、ウェア、ゴーグル、グローブ、他にもスノーボードに関するあらゆるアイテムを取り扱います。
ブローブに関しても高機能・高品質のラインナップが豊富で、さまざまな種類から選択できます。オリンピック金メダリストのショーン・ホワイトや平野歩夢選手など、世界中のライダーに愛用されている信頼のあるブランドです。迷ったらBURTONを選べば間違いないでしょう。
VOLCOM(ボルコム)
VOLCOM(ボルコム)は、スノーボードやスケボー、サーフィンを中心とした、さまざまなアパレルウェアやアウトドアスポーツ用品を展開するブランドです。
GORE-TEX素材が使用された高品質のグローブのラインナップが豊富です。スノーボードのグローブ以外にも、ウェアや帽子も販売しており、ストリート系ファッションが好きな人におすすめなブランドです。
eb’s(エビス)
eb’s(エビス)は、1944年に日本の東京で生まれたスノーボード用品専門ブランドです。
グローブのラインナップが豊富で、デザインが特徴的で可愛いものが多いので、若者からは特に人気があります。GORE-TEX素材が使用されており、性能面も間違いありません。
HESTRA(ヘストラ)
HESTRA(ヘストラ)は、1936年に北欧スウェーデンで生まれたグローブ専門ブランドです。
防水性、耐久性、速乾性に優れた皮革製(レザー)グローブの技術が高く、80年以上の歴史と伝統で培ったテクノロジーにより、非常に高品質なグローブを展開されています。
価格はやや高価ですが、高品質で信頼のあるグローブとして世界中で愛用されています。グローブにもこだわりたいという人におすすめです。
Roxy(ロキシー)
Roxy(ロキシー)は、1990年にアメリカで誕生した、もともとはビーチカルチャーとアクティブライフスタイルを愛する女性のためのブランドです。現在はスノーボードやスケートボードなど、さまざまなスポーツをサポートするブランドとして展開されています。
GORE-TEX素材を使用されており、高品質でありながら比較的低価格です。コスパの良いグローブのラインナップが豊富なので、初心者にもおすすめのブランドです。
スノボ用グローブでよくある質問
スノーボード用のグローブについて、よくある質問を以下にまとめました。
- 普通の手袋でも大丈夫?
- メンテナンスは必要?
- 価格はいくらくらいが目安?
普通の手袋でも大丈夫?
普段使っているような手袋をスノーボードで使用するのはおすすめできません。スノーボード用のグローブは、スキー場の特殊な環境に対応するために設計されています。日常用の手袋とは性能が大きく異なります。
最も大きな違いは防水性と耐久性です。普通の手袋は保温性のみが重視されていることが多く、一般的に防水・耐水性能はありません。雪が付着するとすぐに溶け出し、水分が綿に染み込んできます。
グローブのメンテナンスは必要?
スノボ用のグローブにもメンテナンスは必要です。メンテナンスをしないとグローブの劣化を早め、十分な性能を維持できなくなります。定期的に手入れをすることで、グローブの保温性や防水性、耐久性が長持ちします。
メンテナンス方法としては、滑走後は必ず乾燥させることが重要です。グローブの内部が濡れている状態で放置すると、カビや悪臭の原因につながります。直射日光や高温を避け、風通しの良い場所で自然乾燥させることが基本です。暖かい部屋に吊るして乾かしたり、グローブ用の乾燥剤を内部に入れたりするのも効果的です。
メンテナンス方法はグローブの素材によっても異なりますが、定期的に防水スプレーを使うのもおすすめです。雪や水分の付着・浸透を防ぎ、防水性を保てます。レザー素材のグローブの場合、専用のワックスやクリームを塗ることで乾燥やひび割れを防ぎ、劣化を抑えられます。
スノボ用グローブの価格はいくらくらいが目安?
スノーボード用のグローブ価格は、ブランドや素材、性能によって大きく異なります。一般的な価格帯別の特徴と目安は以下のとおりです。
- エントリーモデル(3,000~8,000円)
- 対象:初心者やスノーボードが初めての人
- 特徴:基本的な防水性と保温性が備わっている。特に高機能ではないが、短期間や気軽に楽しむ人に適しています。
- ミドルレンジ(8,000~15,000円)
- 対象:中級者や、シーズンを通してスノーボードを楽しむ人
- 特徴:防水性・保温性が強化され、ゴアテックスなどの高機能素材が使用されることも多い。耐久性が高く、寒冷地や雪の多い環境でも快適に使用できる仕様が多いです。
- ハイエンドモデル(15,000~30,000円)
- 対象:上級者や、極寒地や過酷なコンディションでの使用を想定している人
- 特徴:ゴアテックスや高品質なレザー、保温性の高い素材などを使った高機能な仕様が多い。通気性や防水性が優れており、耐久性も非常に高いです。リストガードやプロテクション機能が備わっている場合もあります。
- プロモデルや特別仕様(30,000円以上)
- 対象:プロのアスリートや、特別な条件下で使用する人、こだわりのある人
- 特徴:最高級の素材と技術が使用され、耐久性・保温性ともに最上級です。リミテッドエディションやプロライダーのモデルなど、プレミアムな要素が加わることもあります。
一般的に高価になるほど高性能になりますが、初心者はエントリーモデルでも十分です。不要な機能が付属していてもオーバースペックになるだけなので、価格と機能のバランスを考慮して選びましょう。
まとめ
今回は、グローブ選びの重要性と正しい選び方を解説し、おすすめのブランドもいくつか紹介しました。
スノーボードにおいてグローブはただの防寒対策ではなく、快適性やパフォーマンス性、そして安全性にも影響する必須アイテムなので、グローブ1つにしても妥協せず選ぶ必要があります。
最近ではグローブのテクノロジーもどんどん進化しており、様々なブランドから高品質な製品が生まれてきているので、性能と価格のバランスを考慮し、自分に最適なグローブを選んでください。
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