【24-25】最強のグラトリボードのブランド7選!軽量モデルの板がおすすめ

  • グラトリにおすすめの板がほしい
  • グラトリ向きの板の特徴と選び方を知りたい
  • グラトリに特化した板のブランドは?

スノーボードにはさまざまな滑走スタイルがありますが、グラトリは特に人気があり初心者から上級者まで多くのライダーがスキルを磨いています。

板の反発やエッジを利用して派手に回転するトリックや、板をしならせておしゃれにステップするトリックなど、さまざまなグラトリがありますが、上手い人のトリックはめちゃくちゃかっこいいですよね。

グラトリ=Ground Trick(グラウンド・トリック)とは、その名のとおり平らな平地で行うトリックのことです。単にグラトリと言っても、弾き系やプレス系、乗り系(バター系)などさまざまな種類があり、最近ではラントリや3Dトリックなど、ますます高度なトリックが生まれています。

 

グラトリのスキルを上達させるためには、グラトリに特化したボードを選ぶ必要があります。この記事では、グラトリボードの選び方と、最強のおすすめブランドをいくつか紹介します。今までできなかったトリックが板を変えるだけでできるようになる可能性があるので、ぜひチェックしてください。

目次

グラトリにおすすめの板の特徴

スノーボードでは滑走スタイルやレベルに合わせて、形状やフレックス、サイズ、重さ、ベース素材、ブランドなどから総合的に判断して選ぶ必要があります。

グラトリにおすすめのボードの特徴は以下のとおりです。

形状 (チップ)ツインチップ
形状 (ベース)ロッカー or ダブルキャンバー
フレックス(硬さ)柔かめ(ソフトフレックス)
サイズ(長さ)短め
重さ軽め
グラトリ向きボードの特徴

ただしグラトリの種類によっても多少変わる場合があります。

グラトリにはツインチップがおすすめ

スノーボードの板には大きく「ディレクショナルチップ」と「ツインチップ」の2種類があります。それぞれの違いは、ボードのノーズ側(前)とテール側(後ろ)からビンディングまでの距離です。

  • ディレクショナルチップ:ノーズとテールの長さが非対称の形状
  • ツインチップ:ノーズとテールの長さが同じ形状

 

グラトリでは板をくるくると回転させたり、ノーズ側(前)とテール側(後ろ)を入れ替える「スイッチスタンス」でライディングしたりするスキルが重要です。

板の前後を動かす動作が多いため、グラトリにはツインチップのボードが適しています。

最近ではツインチップとディレクショナルチップの中間型である、ディレクショナルツインという形状も人気です。グラトリに特化しながらもフリーランやパウダーもカバーしているので、初心者にはディレクショナルツインのボードもおすすめです。

 

形状はロッカーかダブルキャンバーがおすすめ

スノーボードの形状には大きく、キャンバー、フラット、ロッカー、ダブルキャンバーという種類に分類されており、滑走スタイルや用途によって向き不向きが変わります。

ロッカー形状の特徴

ロッカーは板の中央部分が雪面に接地したV字形状です。ノーズとテールが浮き上がったようなイメージで、板の回転性が高く取り回しが良いです。

くるくると板を回転させたり、片足を浮かしながらスピンをしたりするバター系(乗り系)トリックもしやすいです。浮遊力も高いのでパウダーにも向いています。

ダブルキャンバーの特徴

ダブルキャンバーはキャンバー(アーチ)が2つある形状で、雪面に接地する箇所が3つになります。体重移動によってノーズとテールのグリップもしっかりと効かせられるので、高い反発力も生み出せます。中央部分も接地しているため、取り回しも良いです。

反発を利用した高回転ノーリーやオーリーに取り組みたい人は、ロッカーよりもダブルキャンバーのほうが適しています。

最近では板の踏み込みで接地面やキャンバーの深さが変化するハイブリッドキャンバー(可変キャンバー)という形状もあります。特徴はブランドやメーカーによってさまざまですが、グラトリに特化したハイブリッドキャンバーの板も多いので、チェックしてみてください。

フレックスは柔らかめがおすすめ

スノーボードは製品によってフレックス(硬さ・柔かさ)が異なり、フレックスが強い(硬い)板をハードフレックス、フレックスが弱い(柔かい)板をソフトフレックスと言います。(中間はミドルフレックス)

グラトリでは板をしならせたり、片方を浮かせた状態にしたりすることが多いので、少ない力でもボードのコントロールがしやすい柔らかめの板(ソフトフレックス)がおすすめです。

板が柔らかすぎると反発力も弱くなるので、反発を利用した高回転のグラトリ(ノーリー720など)を鍛えたい場合は、少し硬さも備えたボード(ミドルフレックスくらい)がおすすめです。

サイズは短めがおすすめ

スノーボードのサイズは数cm違うだけでも、板の取り回しやすさや安定感が変わります。グラトリではボードを回転させる技が多いので、適正サイズよりも短めの板が適しています。ただし短すぎると安定感も失ってしまうので注意してください。

ブランドによってサイズ展開は異なるので、板を選ぶ際には自分の欲しいサイズがあるのか確認することも重要です。

軽めの板がおすすめ

スノーボードの板は同じ長さでも素材やテクノロジーによって重さが変わり、重さによって板の取り回しやすさや安定感が変わります。 グラトリではボードを回転させたり板のしなりを利用して跳ぶことが多いので、軽めの板が適しています。

ただし軽すぎると高速時の滑走で安定性を失いバタついてしまいます。

ボードの重さのほとんどはコアの芯材で決まります。軽量なカーボン素材や、軽量化のためのハニカム構造など、高度なテクノロジーが使用された板は高価になっていきます。

おすすめのグラトリボード

さまざまなブランドから、グラトリに特化したボードが製造・販売されており、ブランドや製品モデルによってテクノロジーや性能が異なります。

グラトリにおすすめのスノーボードとして、以下のブランドと製品モデルを紹介します。

  • 011 Artistic – 「DOUBLE FLY」
  • FNTC – 「CAT」
  • RICE28 – 「GTS」
  • SPREAD – 「LTB」
  • FANATIC – 「ACE」
  • DEATH LABEL – 「DEATH MACHINE」
  • GT snowboards – 「BASE」

011 Artistic – 「DOUBLE FLY」

ブランド011 Artistic
モデルDOUBLE FLY
形状ダブルキャンバー(SPIN CAMBER)
重量超軽量
フレックスソフト(柔らかい)
チップツイン
011 Artistic DOUBLE FLYの詳細

グラトリボードといえば「011 Artistic」というほど今では有名なグラトリブランドです。『ココロを解放できる最高の遊び道具』をブランドコンセプトとしており、グラトリに特化したボードのラインナップが豊富です。

コンベックスと呼ばれる雪面への抵抗が少ない船底のようなソール形状になっており、ボードのコントロールが非常に軽く、浮遊感のあるトリックが容易となります。

複数のモデルが存在しますが「DOUBULE FLY」はコアを超軽量フォームにすることで最軽量化されたボードです。グラトリのあらゆるトリックを可能にしてくれます。

FNTC – 「CAT」

ブランドFNTC
モデルCAT
形状ダブルキャンバー
重量軽量
フレックスややソフト(柔らかめ)
チップツイン
FNTC CATの詳細

FNTCは日本人の遊び心に合わせて企画されたブランドです。『Snowboarderの遊び心を刺激する』というコンセプトで、日本人の体格に合わせて設計されたスノーボードが特徴です。

「CAT」は『遊びの領域を超えろ!』をテーマにしており、最先端設計のWキャンバーとハニカム構造の超軽量コアが高回転のグラトリを可能にしてくれます。

RICE28 – 「GTS」

ブランドRICE28
モデルGTS
形状ハイブリッドキャンバー
重量軽量
フレックスミドルソフト
チップツイン
RICE28 GTSの詳細

RICE28はグラトリライダーで有名な「いぐっちゃん」もライダーとして使用しているブランドです。多くのグラトリやジブのライダーから人気があります。

「GTS」はRICE28のグラトリスタイルモデルとなり、あらゆるグラトリシチュエーションに最適化されたハイブリッドキャンバーボードです。

 

SPREAD – 「LTB」

ブランドSPREAD
モデルLTB
形状可変キャンバー
重量軽量
フレックスややソフト(柔らかめ)
チップツイン
SPREAD LTBの詳細

SPREADは2017年に生まれた比較的新しい日本のスノーボードブランドです。グラトリシーンを代表する「尾川慎二さん」というライダーにより立ち上げられました。

「LTB」は可変キャンバーを採用しており、キャンバーの反発を備えつつも設置面積を大きくすることで乗り系(バター系)トリックのプレスも容易にさせてくれる板です。軽量かつ反発のあるコアは、高回転からスローなグラトリまで幅広いトリックを容易にしてくれます。

 

FANATIC – 「ACE」

ブランドFANATIC
モデルACE
形状ハイブリッドキャンバー(POP CAMBER)
重量軽量
フレックスソフト(柔らかめ)
チップツイン
FANATIC ACEの詳細

FANATICは、蜂の巣をヒントに開発された六角形のハニカム構造がベースとなっており、しなやかで軽量な乗り心地を実現しています。

「ACE」はFANATICで最も柔軟でしなやかなモデルであり、ハニカムの軽量と反発力も備えているので、グラトリやジブのレパートリーを増やしてくれます。弾き型の高回転グラトリをメイクしたい人におすすめのボードです。

 

DEATH LABEL – 「DEATH MACHINE」

ブランドDEATH LABEL
モデルDEATH MACHINE
形状ハイブリッドキャンバー(DEATH WING 3)
重量軽量
フレックスソフト(柔らかめ)
チップツイン
FANATIC ACEの詳細

DEATH LABELは自由で独創的な活動と斬新なプロダクト開発を求め、2007年に生まれたブランドです。グラトリやジブで扱いやすいソフトフレックスのボードラインナップが豊富です。

「DEATH MACHINE」はカーボンテクノロジーにより超軽量化された、操作性抜群のハイブリッドキャンバーボードになります。グラトリからフリーラン、パーク、パウダーまで、幅広い状況に対応できるボードです。

 

GT snowboards – 「BASE」

ブランドGT snowboards
モデルBASE
形状ハイブリッドキャンバー
重量軽量
フレックスややソフト(柔らかめ)
チップツイン
GT snowboards BASEの詳細

GT snowboards(GROUNDTRICK SNOWBOARDS)はその名のとおり、グラトリをメインとしたスノーボードブランドです。グラトリライダーの「こきっすん」によってプロデュースされました。

「BASE」は土台を作るという意味で、グラトリの上達をサポートする幅広い人に扱いやすいフレックスです。トリックに必要なトーション(捻じれ)を感じやすく、高反発と粘りを兼ね備えたハイブリッドキャンバーボードになります。板自体もかなり軽いので、空中での取り回しも良いです。

グラトリに適したスタンスの幅と角度は?

グラトリではスノーボードの板やビンディングだけでなく、スタンスの幅と角度も大切です。いくら高性能なギアを選んでも、自分のレベルや滑走スタイルに適したスタンスでないとパフォーマンスを最大に発揮できません。

スタンスとは、両足(ビンディング)の幅の長さや角度のことです。

 

グラトリ向きのスタンスは以下のとおりです。

  • スタンス幅:基準値よりも少し広め
  • スタンス角度:ダックスタンス(外側に開いた状態)

基本的にスタンス幅を広くすると板を回しやすくなるので、グラトリをする人はスタンス幅を基準値よりも少し広くとることがおすすめです。スイッチスタンスになることが多いことから、スタンスの角度はダックスタンスが向いています。

骨格や足の長さも人それぞれ異なるので、スタンスの幅や角度も人によってベストな状態が異なります。グラトリを上達させるためにはスタンスも重要なので、自分に合ったスタンスを見つけてグラトリスキルを磨いてください。

スタンス幅や角度の決め方は以下の記事を参考にしてください。

 

まとめ

グラトリは上手い人がすると簡単そうに見えますが、さまざまな基礎技術が詰まっています。板の使い方や特性を理解しないとできないトリックも多いです。

グラトリに特化したボードに買い替えるだけで「今までできなかったトリックができるようになった」ということも多いです。グラトリの上達に悩んでいる人は、板を見直してみるのもおすすめです。

できなかった技ができた時の嬉しさや達成感はめちゃくちゃ大きいので、ぜひ自分に合ったグラトリボードを選び、グラトリスキルを上達させてください。

 

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この記事を書いた人

スノーボードを15年以上続けてきた経験と、スノーボードの良さや魅力をもっと多くの人に届けたいという思いから、スノーボードに関する様々な情報を発信しています。
主に初心者向けにスノーボードギアの選び方や、初心者の悩みを解決するような情報を発信しているので、当サイトを通じてスノーボーダーがもっと増えれば嬉しいです(^ ^)

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