【スノボ】スキー場バイトの職種と仕事内容は何がおすすめ?体験談をもとに解説します

  • スキー場でのバイトはどんな仕事をするの?
  • おすすめの職種や仕事内容が知りたい
  • どの職種でもスキーやスノボは楽しめる?

スキー場での住み込みバイトをしてみたいと考えているけど「どんな仕事をするのかわからない」と不安を感じている人は多いです。スキー場のバイトの中にも、さまざまな職種や仕事内容があり、人によって目的や好みも違います。

私はこれまでに10回以上、実際にスキー場で住み込みのリゾートバイトをした経験があり、さまざまな職種や仕事内容、就業場所での案件に就いてきました。

この記事では、スキー場での住み込みバイトにはどんな職種と仕事内容があるのかを紹介します。どの職種がおすすめなのかを体験談を交えて解説しますので、スキー場でのバイトを考えている人は参考にしてください。

目次

スキー場バイトの職種と仕事内容

スキー場の住み込みバイトの種類は、主に以下の5つの場所に分類されます。

  • ホテル・旅館
  • スキー場内のリフト係
  • スキー場の売店やセンターハウス
  • レストランやフードコート
  • レンタルショップ

それぞれの就業場所や施設の中で、さまざまな職種と仕事内容が存在します。就業場所ごとに職種と仕事内容を解説します。

ホテル・旅館

スキー場内または周辺の、ホテルや旅館内での仕事です。最も募集の多いスキー場の仕事であり、人気の住み込みバイトです。

基本的に就業先のホテル・旅館内にある寮に住み込むことになり、食事やお風呂も施設内で済ませられます。勤務地が施設内なので、出勤が非常に楽というメリットもあります。

 

ホテル・旅館内での仕事は、主に以下の職種に分類されます。

  • 客室案内・中居
  • ルームメイク・客室清掃
  • キッチン・ホールスタッフ
  • フロント受付・電話対応
  • 全般業務

仲居・客室係

仲居・客室係は、お客さんの接客をメインに担当する職種です。仕事内容は主に以下のとおりです。

  • お客さんのお出迎え
  • 部屋へ案内
  • 食事を部屋へ運搬
  • 食事の片付け
  • 布団を敷く
  • お客さんのお見送り

 

基本的に女性が着物を着て対応することが多いですが、男性も応募可能です。他の職種に比べて最もお客さんと接する機会が多い業務なので「人と話すのが好き」「コミュニケーション力には自身がある」という人におすすめの仕事です。

 

ルームメイク・客室清掃

ルームメイク・客室清掃は、お客さんが宿泊する部屋の片付けや掃除、アメニティ類の設置を行う職種です。仕事内容は主に以下のとおりです。

  • 宿泊するお客さんの人数や部屋番号の確認
  • 部屋や廊下、洗面台の清掃
  • 部屋の布団敷き・ベットメイキング
  • アメニティのセット
  • 茶器のセット

 

ほぼマニュアル通りにこなすだけの仕事なので「黙々と仕事がしたい」「簡単な仕事がしたい」という人におすすめです。お客さんと直接接する機会はほぼないので、コミュニケーションが苦手という人も安心です。意外と力仕事なので、体力に自信がある人にもおすすめです。

就業先のホテルや旅館によっては、大浴場や施設全体の清掃を担当することもあります。

 

実際に経験した感想
黙々と作業がしたい人にもおすすめと説明しましたが、一緒に作業をする同僚や先輩もいるので、喋りながら作業もできます。お客さんの目に触れることがないため、プライベートな会話や砕けた話もできるので仕事中もリラックスしながら作業可能でした。
ただ、時期によっては何十部屋もセットする必要があるのでめちゃくちゃ忙しかったです。暇な時期は何もやることがないため、スノボを滑りに行けます。

キッチン・ホールスタッフ

キッチン・ホールスタッフは、宿泊施設内のレストランや食事会場、キッチン内で働く職種です。業務はキッチンスタッフとホールスタッフに分けられることが多いです。

それぞれの仕事内容は以下のとおりです。

キッチンスタッフ(調理補助)の仕事内容
  • 食材のカットや皮剥き
  • お皿への料理の盛り付け
  • 調理器具やお皿の洗浄(皿洗い)

主にお客さんが食べる料理の下ごしらえや準備、皿洗いなどを担当します。料理内容が毎日変わるので、決まったマニュアル等はなく、仕事は主に調理場の責任者やマネージャーの指示に従って行動します。

さまざまな食材を取り扱って調理をするので、料理が得意な人や好きな人に向いています。ただし、皿洗いでは自分の手が洗剤と水に長時間触れることになるので、手荒れに弱い人は向いていないです。

 

ホールスタッフの仕事内容
  • お客さんを席へ案内
  • お客さんへ食事内容の説明
  • オーダーの受付
  • 料理の配膳
  • 空いたお皿の回収

ホールスタッフはレストランや食事会場に訪れたお客さんの接客を担当する職種です。基本的に他の飲食店などと仕事内容が同じなので、飲食店でのバイト経験がある人や、お客さんと接するのが好きな人におすすめです。

 

キッチンスタッフとホールスタッフの業務は基本的に朝食時と夕食時の2回に分けられるため、中抜けでの休憩になる場合が多いです。

他の職種に比べると朝の業務開始時間は少し早いですが、中抜けで休憩がもらえるため、スノボやスキーを多く滑りたいという人にはおすすめです。

実際に経験した感想
休憩時やちょっとした合間に調理で余った料理がもらえたりするので、美味しい体験ができる可能性があります。中抜け休憩時には毎日スノボができました。

 

フロント受付・電話対応

フロント受付・電話対応は、ホテルに訪れてきたお客さんの接客対応がメインの職種です。主な仕事内容は以下のとおりです。

  • お客さんの予約管理
  • チェックイン・チェックアウトの手続き
  • 館内の説明、ルームキーの受け渡し
  • 電話対応

お客さんの予約管理や館内案内だけでなくインフォメーションセンターとしても機能し、周辺施設や観光情報、飲食店などの問い合わせにも対応します。さまざまな情報を提供するため、覚えることが多い業務です。

電話対応や他の部署との連携など、マニュアルに載っていない対応やトラブルも多いため、臨機応変に対応できる能力が必要です。

正しい言葉遣いや姿勢も求められるため、初心者には比較的難しい職種です。外国人観光客との話す機会も多いので、英語の勉強がしたい人などにとってはおすすめです。

 

全般業務

ホテル・旅館でのスキー場バイトの場合、募集要項の職種欄に「宿泊業務全般」などと記載がある場合が多いです。全般業務の場合、上記で解説してきた業務を状況に応じて複数対応することになります。

「午前中はキッチンで調理補助を対応し、昼から客室清掃を担当する」というように、宿泊状況に応じて臨機応変に対応します。仕事内容は簡単な業務ばかりですが、実際に就業が始まるまで自分がどのような業務をすることになるのか具体的にわかりません。「思っていた内容と違った」というような状況にならないように事前にしっかり確認することが大切です。

 

実際に私が経験した内容と体験談については以下で詳しく解説しました。

 

スキー場内のリフト係

スキー場内のリフト係の仕事内容は主に以下のとおりです。

  • リフトの乗客サポート
  • リフト操作
  • 搭乗ゲートの監視
  • お客さんの誘導

仕事は初心者でも簡単にできます。ただし、リフトの乗降時にお客さんが転倒した場合などは、即座にリフトをストップさせる必要があるので、気を抜いてはいけない仕事です。

標高の高い場所にあるリフト場での業務はめちゃくちゃ寒いので、防寒対策はしっかりとしておいてください。 

スキー場の売店やセンターハウス

スキー場の売店やセンターハウスでの仕事は、主にスキー場に訪れたお客さんや観光客の接客です。センターハウスとはゲレンデの下にある大きな施設のことで、リフト券売り場やレンタルショップ、休憩所、インフォメーション、売店など、さまざまな要素を含んだ施設のことです。主な仕事内容は以下のとおりです。

  • リフト券の販売
  • インフォメーション
  • 売店

それぞれの仕事内容は以下のとおりです。

リフト券の販売

お客さんのニーズに合わせて一日券や半日券、回数券などのリフト券を販売します。

インフォメーション

センターハウス内でのインフォメーションセンターでの仕事です。スキー場内のコースやエリア、施設、サービス、イベントなどの情報を提供したり、お客さんの問い合わせに回答したりします。場内アナウンスなどを行うこともあり、業務は多岐にわたります。

売店

センターハウス内の売店での仕事で、主にレジ打ちや商品陳列作業をします。スキー場によりますが、お土産が売っているタイプの売店やコンビニなど、さまざまな形式の売店があります。

 

レストラン・フードコートでの仕事内容

スキー場のゲレンデにあるレストランやフードコートでの仕事です。仕事内容は主に、キッチンでの調理補助やホールでの接客業務になります。

施設にもよりますが、提供するメニューはレンジで温めたるだけやレトルトの食品を盛り付けるだけの簡単な料理の場合が多いです。バイキングの場合も多いので、簡単な接客を対応するだけの場合がほとんどです。

レストラン・フードコートは、センターハウスに入っている場合もあります。

レンタルショップ

レンタルショップは、スキー・スノーボードのギアやウェアを貸出する職種です。お客さん一人ひとりに合ったサイズのものを提供する必要があります。お客さんからの質問に答える必要もあるので、ギアについての最低限の知識は必要です。

レンタルショップもセンターハウスに含まれている場合があります。

 

スキー場バイトにおすすめの職種

どの職種がおすすめかは、個人の目的ごとに変わります。スキー場バイトをする目的は主に以下の4つに分類されます。

  • スキー・スノボを存分に楽しみたい人
  • ガッツリ稼ぎたい人
  • 友達や出会いが欲しい人
  • できるだけ楽な仕事がしたい人

それぞれの目的ごとに適した職種を解説します。

スキー・スノボを存分に楽しみたい人

スキー・スノボを楽しみたい人におすすめの職種は以下のとおりです。

  • 仲居・客室係
  • キッチン・ホールスタッフ
  • レンタルショップ
  • リフト係

スキーやスノボを楽しみたい人は、休憩時間や休日が多い仕事が適しています。中抜け休憩がある職種では毎日4〜6時間程度滑れる可能性があります。ホテルや旅館などの仲居・客室係などの業務は、基本的にお客さんが訪れるのは夕方以降です。日中は業務がなく暇な場合が多いので、休憩が多くもらえる可能性が高いです。

キッチン・ホールスタッフは基本的に朝食と夕食の対応のみです。ホテルや旅館にもよりますが、昼食がない場合がほとんどです。昼間は中抜けで休憩がもらえるので、スキー場に滑りに行けます。レンタルショップも昼頃はお客さんが少なくなるので、中抜けの休憩が多いです。

リフト係は就業先のスキー場にもよりますが、スキー・スノボを楽しめる時間が長い傾向にあります。スキー場の中腹にあるリフト乗り場や、上部のリフト係になった場合は、降りる際に滑れることもあり

ガッツリ稼ぎたい人

スキー場バイトでガッツリ稼ぎたい人におすすめの職種は以下のとおりです。

  • ルームメイク・客室清掃
  • フロント・受付
  • センターハウス
  • レストラン・フードコート

ガッツリ稼ぎたい人は、労働時間が長く、場合によっては残業なども多い仕事が適しています。ルームメイクや客室清掃などの仕事は、基本的にお客さんが外出している間に対応するため、午前中〜夕方まで日中働く場合が多いです。フロント・受付業務は、いつお客さんが訪れるかわからないため、常駐しておく必要があります。

スキー場の売店やセンターハウス、レストラン、フードコートなども、日中は働き詰めになることが多いです。スキーやスノボはあまりしない人や、休日だけ楽しめればいいという人におすすめです。

友達や出会いが欲しい人

友達や出会いが欲しい人は、一緒に働く仲間が多い職種が適しています。基本的にスキー場の住み込みバイトでは、どの職種でも一緒に働く人が多いので、出会いがある可能性は高いです。食事やお風呂の時間も一緒に過ごすことが多いので、必然的に仲良くなっていくでしょう。

ただし派遣される就業先の施設によっては、人数が少ない場合や自分1人だけの場合もあります。友達や出会いが欲しい人は、就業人数ができるだけ多い派遣先を選ぶことが大切です。事前に派遣先の担当者に確認してから就業先を決めるようにしてください。

できるだけ楽な仕事がしたい人

できるだけ楽な仕事がしたい人は、以下の職種がおすすめです。

  • フロント・受付
  • センターハウス
  • リフト係

フロントや受付、センターハウスなどの業務は、比較的高い接客スキルや言語能力が求められるため初心者には難しいですが、体力的な辛さは少ないです。リフト係は覚えることが少なく単純作業が多いので、初心者でも簡単です。

就業場所や案件対象のスキー場によっても変わるので、上記の基準はあくまでも目安にとどめておいてください。

どの職種でもスノボ・スキーは楽しめる!

スキー場で住み込みバイトする1番の目的は、スキー・スノボがしたいという人が圧倒的に多いです。「仕事が忙しくてスノボをする時間がないのではないか」と不安になる人も多いですが、どの職種を選んでもスノボを楽しむ時間は存分にあるので安心してください。

そもそも就業先の受け入れ責任者や社員のスタッフの人たちも、私たちが”スノボをするために来ている”ということを理解してくれています。だからスノボをする時間もきちんと考えてくれています。

休日もきちんと貰えるので、休日は1日中スキーやスノボを楽しめます。

その分、就業時間中はしっかりと一生懸命働いてください。そして休日や休憩時間には存分にスキーやスノボを楽しんでください。

住み込みの就業場所と条件も大切

スキー場バイトを選ぶ際は職種や仕事内容だけでなく、就業場所と就業条件も重要です。

就業場所選びの重要性

就業場所選びのポイントは主に以下のとおりです。

  • スキー場の種類
  • スキー場までの距離
  • 交通費
スキー場の種類

ゲレンデの広さや規模、パークの有無、どんなコースがあるのかなど、スキーやスノボをするのであれば、どんなスキー場なのかは事前に調べておいてください。

狭くて小さいスキー場や、雪質が悪いスキー場など、スキー場ごとに特徴は大きく変わるので、存分にスノボを楽しむためにも、自分のレベルやスタイルに合ったスキー場を選ぶことが重要です。

 

スキー場までの距離

就業場所によっては、スキー場までの距離が離れている場合があります。徒歩で20分以上離れていたり、バスでスキー場まで行く必要があったりなど、スキー場まで遠いと移動で体力を消耗してしまいます。

仕事も遊びも全力で行うためにも、スキー場までの距離もしっかりと事前に確認しておいてください。(体力に自信のある人は問題ないです。)

 

交通費

就業案件にもよりますが、自宅から就業場所までの交通費が支給されます。支給される交通費の上限は案件によって違うので、交通費がきちんと上限額に収まっているのか事前に調べておいてください。上限を超えた分は自腹になります。(超えても特に気にならない人は大丈夫です。)

 

就業条件の重要性

就業条件選びのポイントは主に以下のとおりです。

  • リフト券は無料か
  • 相部屋か個室か
  • インターネット環境は整っているか
リフト券は無料か

ほとんどの案件ではリフト券を無料で貸し出してくれますが、念のためにリフト券の無料貸出があるか事前に確認しておいてください。(募集要項や求人票に記載されています。)

また、リフト券の枚数に限りがある就業先もあるので、アルバイトの人数が多いと枚数が足らなくなったり、取り合いになったりする可能性もあるので注意してください。

 

相部屋か個室か

住み込みバイトでは、宿泊施設の環境も重要です。一番気になるのは自分が泊まる部屋が相部屋か個室かです。知らない人と同じ部屋でもまったく気にならないという人は問題ないですが、ストレスに感じる人は個室を選んでください。(募集要項や求人票に記載されています。)

 

インターネット環境は整っているか

インターネット環境が整っているかも重要です。スキー場や周辺の施設は基本的に山奥にあるため、携帯キャリアの電波が弱かったり、圏外だったりする可能性があります。

宿泊先のホテルや寮にWi-Fiなどのインターネット環境が整っていない場合、満足にPCやスマホを利用できません。数週間〜1か月以上もインターネットがまともに使えない状況はストレスに感じるので、事前に携帯キャリアの電波状況やWi-Fi設備の有無を確認しておきましょう。

 

さまざまな就業条件

他にも以下のようなさまざまな就業条件を考慮する必要があります。

  • 時給
  • 食事
  • 服装
  • シフト形態

就業場所や案件によって条件は異なるので、自分に適した案件を選んでください。

まとめ:存分にスノボを楽しもう

スキー場でバイトをする1番の目的は、やはりスキーやスノボをすることですよね。どの職種を選んだとしても休憩時間や休日にはゲレンデに滑りに行けるので、存分にスキーやスノボを楽しめます。

初めての場合は少し不安や緊張もあるかもしれませんが、1人での参加者や初心者、女子も多いので、一緒に働いているうちに仲良くなります。スノボだけじゃなく仕事も徐々に楽しくなっていきます。

数週間〜数ヶ月の短い期間ですが、かなり充実したいい思い出になるはずです。

 

少しでもスキー場バイトに興味がある人は、ぜひ気軽に参加してみてください。スキー場バイトのやり方や、実際に働くまでの流れは以下の記事で解説しています。

 

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

スノーボードを15年以上続けてきた経験と、スノーボードの良さや魅力をもっと多くの人に届けたいという思いから、スノーボードに関する様々な情報を発信しています。
主に初心者向けにスノーボードギアの選び方や、初心者の悩みを解決するような情報を発信しているので、当サイトを通じてスノーボーダーがもっと増えれば嬉しいです(^ ^)

コメント

コメント一覧 (2件)

コメントする

目次